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収入アップ · 7分で読める

世帯年収1400万の共働きが副業しない理由。2馬力×投資で十分だった

世帯年収1400万の共働きが副業しない理由。2馬力×投資で十分だった

「副業しないとまずいかな」

YouTubeを開けば「サラリーマンにおすすめの副業5選」、ニュースでは厚労省の副業推進ガイドライン改定。SNSには副業で月20万稼いでいるアカウントがタイムラインに流れてくる。

どこを見ても「副業やってない人、大丈夫?」みたいな空気です。

FP2級を取ったとき、「ファイナンシャルプランナーとして相談業をやれるかも」と思ったこともあります。せっかく取った資格、使わないのはもったいない。

でも結論から言うと、副業は一切やっていません。共働き×子育てだけで、8年で資産5000万を超えました。

「副業しろ」の大合唱を、一回冷静に見てみる

厚生労働省は2018年に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を策定して以来、何度も改定を重ねています。直近は2025年3月版。2027年には労基法改正の施行も予定されていて、副業時の割増賃金ルールが大きく変わる方向です。

政府が副業を後押ししている。これは事実。

YouTubeでも「収入を増やすなら副業」は定番テーマになっています。登録者数十万人のチャンネルが「今すぐ始められる副業」を語り、コメント欄は「やります!」で埋まっている。

ここでひとつ、冷静に見るべきポイントがあります。

YouTuberがおすすめする副業、高確率でYouTubeです。

いや、当然なんですけどね。自分のプラットフォームに引き込みたいのは理解できます。でも共働き×子持ちの人間が、企画・撮影・編集・投稿・コメント返しまで回す余裕があるかと言ったら。

ない。普通に。

2025年のJob総研の調査によると、副業経験者は約4割。そのうち最も多いのは年収701万〜1,000万円の層です。つまり、ある程度の収入と時間的余裕がある人ほど副業をやっている。「余裕がないから副業で稼ぎたい」のに、実際やれているのは余裕のある層。皮肉な構造です。

忙しい朝の準備風景

共働き×子持ちの1日を舐めないでほしい

自分の平日をそのまま書きます。

朝起きたら朝ごはんの準備。布団を片付けて、娘を学校に送る。帰ったらフルタイムで仕事。夕方帰宅したら晩ごはんの準備。食べ終わったら後片付け。お風呂を沸かして、娘の寝かしつけ。

ここまでやって、やっと自分の時間。だいたい21時半か22時。ソファに座った瞬間、体がずっしり重くて動きたくない。あの感覚、共働きの人ならわかると思います。

この残り1〜2時間で動画編集をやれと。ブログ記事を量産しろと。プログラミングの案件をこなせと。

さすがに無理があります。

「でも親が近くに住んでて預けられるとか、夫婦ともフルリモートで残業なしとか、子どもの手がかからないとか、そういう条件がそろえば?」

そういう家庭なら副業を検討する余裕はあるかもしれません。でもそれ、かなり恵まれた環境です。

ほとんどの共働き家庭の本音は「やってみたいけど、物理的にやる余裕がない」だと思います。少なくともうちはそう。政府が「副業しろ」と言うのは簡単ですが、子どもの寝かしつけを代わりにやってくれるわけではありません。

家事こそが最高の「副業」だった

ここから自分の持論です。笑われるかもしれませんが、わりと本気で思っています。

家事は副業。いや、もっと正確に言うと残業みたいなものです。

共働きをしている以上、家事は必ず発生します。朝ごはん、布団の片付け、娘の送迎、晩ごはん、寝かしつけ。これを自分が引き受けることで、奥さんの負担が減る。

奥さんの負担が減ると何が起きるか。仕事に集中できる。パフォーマンスが安定する。キャリアが続く。世帯年収の安定性が上がる。

家事をする手元

副業の平均月収って、たしか5万前後だったはず。調べ直したらだいたい合ってました。年間60万円。一見悪くない数字です。でもその60万円を稼ぐために、毎日の睡眠時間を削り、週末の家族の時間を犠牲にする。そこまでやって月5万。

一方、共働き2馬力が安定的に回れば、世帯年収は数百万円単位で変わります。奥さんが「働きやすい」と感じる環境をつくるために家事を引き受ける。これは月5万の副業どころの話ではありません。

自分の感覚では、家事分担のROIは副業の比じゃないと思っています。妻には引かれそうですが、実際にExcelで計算したことはさすがにない。(たぶん。)

収入を増やすなら、副業は3番目

「もっと稼ぎたい」と思ったとき、自分の中には明確な優先順位があります。

1番目は、共働きの安定化。お互いの健康を維持して、仕事を続けられる環境を整える。奥さんがやりやすい仕事、やりやすい職場を見つけられるように側でフォローする。2馬力の一方が倒れたら全部が狂います。

うちの場合、奥さんが前の職場で消耗していた時期がありました。そのとき一緒に転職先を探して、今の職場に落ち着いた。結果として奥さんの年収も安定し、世帯収入が底堅くなった。副業で月5万稼ぐよりも、このフォローの方がよっぽど大きかった。

2番目は、本業の見直し。転職、昇給交渉、スキルアップ。副業でゼロから新しいことを始めるより、今の仕事の延長線上で収入を上げる方が確実性が高い。自分もIT業界内で転職を経験していて、年収ベースで見れば副業数年分くらいの差は出ました。もし年収が足りないと感じるなら、まずここを見直す方がいい。

3番目が、副業。1と2をやり切って、それでもまだ時間と体力が余っているなら。

自分は1と2だけで5000万に到達しました。3番目に手を出す必要がなかった。

もし副業もやっていたら

仮に副業もやっていたらどうなっていたか。たまに考えます。

正直な予想としては、どちらかが先に折れていたと思います。最初に崩れるのはたぶん自分だった。寝不足が3日続いたときの、あの頭の奥がずっとぼんやりする感じ。あれが毎日になるのを想像すると、ちょっとぞっとします。

共働き×子育て×副業。3つ同時は、よほどの条件がそろわない限りキャパオーバーです。

周りにも副業を始めて数ヶ月で辞めた人がいます。共通しているのは「時間はなんとかなると思った」という言葉。なんとかならなかったから辞めている。時間は作れるものではなくて、何かを削るしかない。削るのが睡眠か、家族との時間か、健康か。どれを選んでもまずい。

副業の収入分で5000万への到達が早まった可能性はあります。でも速度よりも、8年間家族が健康で、夫婦関係も壊れずにやってこれたことの方がずっと重要です。

無理は禁物。これだけは胸を張って言えます。

副業が合う人もいる。ただし条件付き

全員に「副業するな」と言いたいわけではありません。

年収が低くて共働きでも生活が厳しい場合。特定のスキルがあって、短時間で効率よく稼げる場合。あるいはお金とは別に、自己実現としてやりたい仕事があるとき。

こういう状況なら、副業も選択肢に入ります。

ただし、その場合でも「夫婦関係がこじれないか」「ストレスが限界を超えないか」は最優先の判断基準だと思っています。お金のために家庭がぎくしゃくしたら、何のための副業なのかわからなくなります。

余裕がないのに無理してやるものではない。これだけは間違いない。

共働きを、もっと誇っていい

共働きで子どもを育てながら、毎日家事をこなして、それぞれの仕事を続けている。

十分すごいことです。

穏やかな家族の日常

「副業してない自分はダメなんじゃないか」と焦る必要はまったくありません。2馬力で安定的に稼いで、投資に回す。これだけで資産は着実に増えていきます。実際、自分がそうでした。

副業はあくまで副業です。余裕が有り余ってから考えれば十分。うちはそれでよかった、と今のところ思っています。10年後に「やっぱり副業もやっておけばよかった」と思う可能性はゼロじゃない。でも今は、共働きで走り切れていること自体を肯定したい。

この数字を前にして正直に感じたことは、Noteに書いています。

※投資判断は自己責任でお願いします。この記事は個人の体験に基づく情報提供であり、投資助言ではありません。

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