確定申告の季節がきた。含み益2000万のインデックス投資家がやったことは、ほぼゼロだった
含み益2000万円でも確定申告の投資申告はゼロ。NISA×特定口座で申告不要になる仕組みとe-Taxで10分完了の手順。
2月になると、SNSのタイムラインが「確定申告」で埋まり始める。
僕はインデックス投資を8年続けていて、含み益は約2000万円ある。「確定申告大変でしょ?」って聞かれることもあるけど、投資に関してやったことはゼロ。文字通りのゼロ。特定口座(源泉徴収あり)とNISAで完結してるから、株関連で申告する項目が1つもないです。
じゃあなんで確定申告してるのかというと、ふるさと納税のためです。
ワンストップ特例より確定申告のほうが楽だった
ふるさと納税をやってる人の多くは「ワンストップ特例制度」を使ってると思う。寄付した自治体にハガキを送り返すやつ。
僕も最初はそれでやってた。でも寄付先が6つ以上になると使えないし、そもそも毎回ハガキを書いて送り返すのが地味に面倒くさい。年間10万円くらいふるさと納税してて、寄付先もそこそこあるから、途中から「これ、確定申告でまとめたほうが楽だな」と気づきました。
実際やってみたら、そのとおりだった。e-Taxで年に1回、まとめてポチポチ入力するだけ。ワンストップのハガキを何枚も書くよりよっぽど楽。
ワンストップ特例はたしかに手軽だけど、注意点もある。寄付先が5自治体以内でないと使えないこと、そして同じ年に医療費控除や住宅ローン控除で確定申告をすると、ワンストップ特例が無効になること。結局、確定申告で全部まとめるのがいちばん確実で、ミスも起きにくい。

e-Taxで10分〜30分。昔とは別物になってる
確定申告って聞くと、税務署の長い行列とか、難解な書類の山とか、そういうイメージがある人も多いと思います。僕も最初はそうだった。
でも今のe-Taxはマジで楽になっています。マイナンバーカードがあればスマホでも申告できるし、源泉徴収票の数字を画面の案内どおりに入力していくだけ。ふるさと納税の寄付金受領証明書の金額を入れて、送信ボタンを押したら終わり。
所要時間は10分から30分。コーヒー1杯飲んでる間に終わる。
ざっくりした流れを書いておくと、こんな感じだ。
- 国税庁の確定申告書等作成コーナーにアクセスする
- マイナンバーカードでログイン(スマホならかざすだけ、PCならICカードリーダーかスマホ連携)
- 前年のデータがあれば読み込む。なければ「新規作成」を選ぶ
- 画面の案内に沿って、源泉徴収票の金額を入力する
- ふるさと納税の寄付金受領証明書の金額を入力する(マイナポータル連携なら自動入力)
- 内容を確認して送信ボタンを押す
特にマイナポータル連携が便利で、ふるさと納税のポータルサイト(楽天・さとふるなど)と連携しておくと、寄付金額が自動で取り込まれる。金額の手打ちミスが防げるし、証明書を手元に引っ張り出す手間もない。
昔に比べると本当に別物で、毎年「あれ、もう終わり?」ってなる。初めてやった年は構えてたぶん1時間くらいかかった気がするけど、2年目以降は前年のデータが残ってるから、変更点だけ直せばいい。
ふるさと納税10万円、ほぼ全部米に変えてます
ちなみに僕のふるさと納税の使い方はシンプルで、ほとんど米に変えてる。
年収700万クラスだと上限が10万円くらいあって、毎年ギリギリまで使う。返礼品は肉とかフルーツとか色々あるけど、結局いちばん実用的なのは米だった。家族3人で食べるから消費も早いし、米って買うと地味に高いし重いから、玄関まで届けてくれるふるさと納税はありがたい。
妻にも「ふるさと納税だけは毎年ちゃんとやってね」と言われているので、これはもう家庭内の義務みたいなものです。

確定申告は「お金の健康診断」だと思ってる
確定申告をやるもう一つの理由があります。自分の収入と税金の全体像が見えること。
サラリーマンは、毎月の給与明細は見るけど、年間トータルで自分がいくら稼いで、いくら税金を払って、どんな控除を受けてるかって意外と知らない。確定申告のサイトで数字を入力していくと、所得控除とか住民税の計算とか、「あ、こういう仕組みなんだ」って自然にわかるようになります。
別に税理士レベルの知識がつくわけじゃないけど、自分のお金の流れを年に1回棚卸しする感覚。健康診断みたいなもの。数値を見て、「ふーん、今年はこうだったのか」って確認する。それだけで十分価値がある。
年に1回のことだから、慣れるためにも毎年やっておいたほうがいいと思っています。いざ医療費控除とか、副業収入とか、何か確定申告が必要になったときに「初めてです」だとハードルが高い。でも「去年もやったし」なら、ただの作業になる。
共働き家庭の家計管理も同じで、年に1回でもお金の全体像を俯瞰する機会があると、漠然とした不安が減ります。確定申告はその絶好のタイミングだと思っています。
含み益2000万でも、投資の申告はゼロの仕組み
ここで改めて整理しておくと、インデックス投資で8年間積み立てて含み益2000万があっても、確定申告で投資関連の作業がゼロなのは、こういう仕組みになってるから。
特定口座(源泉徴収あり)を使ってると、証券会社が自動的に税金を計算して天引きしてくれる。売却したとしても自分で申告する必要がない。そして僕はそもそも売却してないから、利益確定もしてないし、税金も発生してない。
NISAに至っては非課税だから、ここで出た利益には税金がそもそもかからないです。
つまり「特定口座+NISA+売らない」の3点セットで、投資と確定申告は完全に切り離されています。投資を始めるのに確定申告が怖いという人がいたら、「その心配はほぼいらない」と伝えたいです。
NISAが変えたのは税金じゃなくて、投資信託そのもの
NISAの話が出たついでに言うと、僕がNISAで一番恩恵を感じてるのは、実は税金の優遇じゃない。
NISAのおかげで投資を始める人が一気に増えて、それに合わせて良いインデックスファンドがどんどん出てきたこと。これが一番大きい。
昔の投資信託って、正直あまりイメージがよくなかった。信託報酬が高くて、銀行の窓口で勧められるままに買うと手数料で利益が削られるみたいな印象。実際そういう商品も多かった。
でもNISAが広まって投資人口が増えたら、各社が競争してコストを下げ始めた。今では信託報酬0.1%以下のインデックスファンドが当たり前にある。8年前には考えられなかった世界。
確定申告からは少し脱線したけど、「税制が変わる→人が増える→商品が良くなる」という流れは、普通のサラリーマンにとってすごくありがたい変化でした。インデックス投資を始めたばかりの頃の退屈さはこの記事にも書いたけど、良い商品が揃った今は始める環境として恵まれていると思います。

2026年は確定申告まわりの制度が大きく変わった
ちなみに2026年の確定申告では、基礎控除が48万円から58万円に引き上げられた。いわゆる「103万の壁」も「160万の壁」に変わっていて、パートやアルバイトで働いている人には大きな影響がある。大学生の子どもがいる家庭向けに「特定親族特別控除」という新しい制度も始まっている。
サラリーマンの場合、基礎控除の拡大だけで年間2〜3万円の減税になるケースもあります。知っているか知らないかで手取りが変わるので、確定申告をやるなら変更点もセットで押さえておきたい。詳しくは確定申告2026の変更点まとめに書いたので、あわせて確認してみてください。
確定申告アレルギー、もったいないですよ
「確定申告」って言葉に、なんとなくアレルギーがある人は結構いると思います。難しそう、面倒くさそう、間違えたら怒られそう。
僕も最初はそうだった。でも実際にやってみたら、e-Taxの画面にしたがって数字を入れるだけ。間違えても修正申告できるし、税務署に怒られたことは一度もない。
インデックス投資家なら、投資の申告は本当に何もないです。ふるさと納税をやってるなら、ワンストップより確定申告のほうがむしろ楽。やったことない人は今年から試してみてください。
もし「やってみようかな」と思ったら、最低限やることはこれだけだ。
- マイナンバーカードを手元に用意する(持ってなければ市区町村の窓口で申請)
- 源泉徴収票を用意する(会社から年末か1月に届いている)
- ふるさと納税をしている人は、寄付金受領証明書を用意する(マイナポータル連携なら不要)
- e-Taxの確定申告書等作成コーナーにアクセスして、画面の案内どおりに進める
間違えても大丈夫。申告期限内なら何度でも出し直せるし、期限後でも修正申告ができる。税務署に怒られることは本当にない。
10分で終わって、米が届いて、お金の仕組みがちょっとわかる。悪い取引じゃないと思います。
※この記事は個人の体験に基づく情報提供であり、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。