6000万まであと一歩、で5800万に戻される。資産が増えるほど1%が重い
資産5800〜5900万を行き来し、6000万の大台にあと一歩届かない記録。変動額が増える現実と、それでも毎月37万の積立を変えない判断を書きます。
あと一歩で6000万。でも、いつも届かずに5800万へ戻される
数週間前のことです。朝、いつものように証券口座を開いたら、資産が5900万円台の後半まで来ていました。
6000万まで、あと少し。5000万を超えたあたりからずっと頭の片隅にあった数字に、もう手が届きかけている。
で、その数日後にまた開いたら、5800万になっていました。
円安が一服したのか、相場が少し調整したのか、理由は正確にはわかりません。たぶん両方が少しずつだと思います。僕の資産はドル建ての投資信託が中心なので、円が1〜2円戻るだけでも、株価とは関係なく数十万円が削れます。とにかく、「あと少しで6000万」だった数字は、数日でまた遠のいていました。
今いるのは、だいたい5800万から5900万のあいだです。ここを行ったり来たりしていて、6000万の大台には、まだ一度も乗れていません。

最高値相場なのに、なぜか壁の手前で足踏みしている
おかしな話だな、と自分でも思います。
今月、2026年6月のはじめに、日経平均は史上初めて6万8000円を突破しました。海外投資家の買いが続いて、AI・半導体まわりが相場を引っ張っている、というニュースを毎日のように見ます。普通に考えれば、こういう相場では自分の資産も最高値を取りに行きそうなものです。
なのに、僕の口座は6000万の手前で跳ね返されています。
種を明かすと、答えはシンプルです。僕の資産はドル建ての投資信託が中心なので、株価と為替の両方を浴びます。株が上がっても円高に振れれば打ち消されるし、その逆もある。あと一歩で6000万、というところまでは何度か来るのですが、その2つが逆を向いた瞬間に、するっと押し戻されてしまいます。
大台に乗るというより、指先が掠めて終わる。そんな感覚です。
資産が増えるほど、1%の重さが変わってくる
ここ最近いちばん実感しているのが、これです。
資産が5000万、6000万という規模になると、1日に動く金額そのものが大きくなります。1%動いただけで、ざっくり60万円。相場が走る日だと、1日で100万円単位でプラスにもマイナスにもなります。
100万円。これ、世帯の手取りの1.5ヶ月ぶんくらいです。それが、僕が会社で資料を作っている平日の昼間に、何もしていないのに動いている。
正直に言うと、最初は金額の桁に気持ちがついていきませんでした。1日のマイナスが世帯の手取りを超えていると気づいた朝は、ちょっと背筋がひやっとしたのを覚えています。たしか5〜6年前、まだ2000万かそのへんだった頃は、1%動いても20万です。同じ1%でも、絶対額が3倍になると、見える景色がぜんぜん違います。
資産が大きくなるほど、6000万のような「キリのいい節目」は、近づいても簡単には乗れない場所になります。だって、1日で100万円動くなら、せっかく5900万台の後半まで来ても、翌日に5800万へ戻るのは、相場からしたら誤差みたいなものだからです。
壁が硬いというより、自分が立っている地面が、毎日100万円ぶん揺れている。そういう感覚に近いです。

それでも、積立も売買も1ミリも変えていません
じゃあ、6000万にあと一歩まで近づいたとき、何かしたのか。何もしていません。
「一部だけ利確しておこうか」という考えは、一瞬も浮かびませんでした。僕は2018年からインデックスの投資信託を一度も売っていなくて、それが自分の数少ない成功体験です。売るなら全部売るとき。でも、それは今じゃない。少なくとも、大台のすぐ手前まで来たくらいで動かす理由が、自分の中にひとつもありませんでした。
5800万に戻ったときも同じです。「下がったから積立を増やそう」とも「怖いから減らそう」とも思いませんでした。毎月37万、決まった日に自動で買い付ける。それだけです。
現金比率は、今は20%くらいで持っています。残りを投資にまわしている状態です。資産が増えたんだから、もっと攻めてもいいじゃないか、という声は自分の中にもあります。でも、やりません。
理由は、わりと情けないものです。僕が基本ビビりだからです。
6000万が見えてきても、ここから2馬力で一気に攻める、みたいな勝負はしないでおこうと決めています。攻めて増やすより、淡々と続けて減らさないほうが、自分の性格には合っている。8年やってきて、それだけははっきりわかりました。
横ばいなら、計算上はあと5〜6ヶ月。でも問題はそこじゃない
ここでいつものクセで、電卓を叩いてみます。はい、これもExcelで管理してます。
今いるのが5800万。6000万まで、あと200万。毎月の積立が37万。相場が完全に横ばいだと仮定すると、200万 ÷ 37万 で、だいたい5〜6ヶ月で届く計算になります。年内には6000万、ということになります。
ただ、この計算はあまり意味がないとも思っています。
なぜなら、相場が「完全に横ばい」なんてことは、まずないからです。1日で100万円動く世界では、6000万に「届く」ことと、6000万に「居座る」ことは、まったく別の問題になります。前者ですら、まだ一度も達成できていません。後者にいたっては、変動の振れ幅そのものを、積立の力で押し上げていくしかありません。
毎月37万を積み立て続けて、6000万が「たまに手が届きかける数字」から「下に振れてもこのへん」に変わるまで。たぶん、計算上の5ヶ月よりはずっと長くかかります。そこは焦っていません。
念のため、相場の前提を変えて、3パターンで皮算用してみました。今が5800万、毎月の積立が37万、という条件は固定です。
- 横ばい:積立の力だけで、5〜6ヶ月で6000万に届きます。年内には普通に見えてくるラインです。
- 年5%くらいで上がる:含み益と積立の合わせ技になるので、たぶん4ヶ月くらいに縮みます。
- 年5%くらい下がる:200万を積み立てても株安で打ち消されて、半年たっても5900万、みたいなこともあり得ます。
この3つを並べて、自分でちょっと笑ってしまいました。どのシナリオでも、僕がやることは「毎月37万を積み立てる」だけで、まったく同じだからです。相場が上に転ぼうが下に転ぼうが、僕がコントロールできるのは入金額だけ。だったら、未来の相場を当てにいくより、当てにいかなくても成立する計算をしておくほうが、よっぽど気が楽です。
到達時期を当てる遊びは、やってみると面白いんですけど、当たったところで1円も増えません。そこは、はっきり割り切っています。
ちなみに、給料は基本的に使い切るイメージで生きています。手元に残しておいても、ただ眠らせるだけで何も生まないので。生活費を払って、37万を投資にまわして、それで毎月ほぼゼロ。我ながら攻めた家計だなと思いますが、これでもう何年もまわっています。
5000万の頃と、お金への気持ちが少し変わった
5000万を超えた頃と今とで、頭の中の比率が変わってきました。気づいたら、という感じです。
昔は「どうやって増やすか」を考えている時間のほうが長かった。今は「どうやって減らさないか」を考えている時間のほうが、明らかに増えています。
理屈の上では、これは逆のはずなんです。資産が増えれば、それだけ生活の余裕も増えて、リスクを取れる幅も広がる。教科書的には、増えた人ほど攻められる。
でも実際は、まるで逆でした。増えれば増えるほど、守りに入っている。1日で100万円が消えるのを何度も見ていると、「増やす楽しさ」より「減らしたくない怖さ」のほうが、じわじわ大きくなってきます。
考えてみると、これは資産額そのものより「1日に動く金額」に気持ちが引っ張られているんだと思います。2000万の頃は、1%動いても20万でした。多少荒れても「まあ、こんなもんか」で済んだ。でも、その同じ1%が今は60万です。守りたくなる気持ちは、資産が増えたからというより、揺れ幅が大きくなったから、というほうが正確な気がします。
だから僕の中では、攻めの選択肢はずっと「現金比率を2割くらいで動かさない」という一点に集約されています。攻めるとしたら入金を増やすことであって、レバレッジをかけたり一発を狙ったりすることではない。ここは、5000万の頃からブレていない数少ない部分です。
これが正しい姿勢なのかは、正直わかりません。攻めないことで、取り逃しているリターンもきっとあるはずです。それでも、自分の夜の眠りと引き換えにするほどのものでもない、と今は思っています。

結局、6000万は「売買の基準」ではなく「心の目印」でしかない
ここまで書いてきて、自分の中ではっきりしたことがあります。
6000万という数字は、僕にとって何かの行動を起こすスイッチではありません。届いたから利確する、でもないし、届かないから入金を増やす、でもない。ただ、毎朝の口座チェックで一喜一憂するための、心理的な目印です。
それ以上でも、それ以下でもない。
たぶん、6000万に本当に居座れるようになった頃には、僕は7000万を見ているんだと思います。マイルストーンというのは、近づくと逃げていくものらしいです。この数字を見て正直どう感じているか、その本音のほうはNoteに書きました。
今日もやることは変わりません。買付日に口座を開いて、「今月もちゃんと買えたな」と確認して、また閉じる。壁の手前で足踏みしていようが、それだけは8年間ずっと同じです。
数字の裏で実際に何を感じていたのか、会社では絶対に言えない本音のほうは、Noteに書きました。
※この記事は個人の体験・記録に基づくものであり、特定の投資手法や銘柄を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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