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家族とお金 · 8分で読める

手取り60万のうち37万を投資に回す、共働き夫婦のリアル家計簿

手取り60万のうち37万を投資に回す、共働き夫婦のリアル家計簿

手取り60万のうち、毎月37万を投資に回している。

正直、自分でも「よく考えたら、すげー投資に回してるな。やばい」と思う。でもこれが今のうちのリアルな家計簿です。恥ずかしい部分も含めて、全部見せます。

共働き・手取り60万の中身

我が家は共働き。二人合わせて手取り約60万円。比率はだいたい6:4で、僕のほうが多い。

世帯で月60万って聞くと余裕ありそうに見えるけど、現実はそう甘くない。マンションのローンを払って、娘の教育費を出して、保険も払って。共働きでフルタイムで走り続けて、やっと回っている普通の家庭です。

ただ、投資だけは正気じゃない金額を突っ込んでいる。2年前からずっと。

家庭の家計簿とノートパソコン

毎月出ていくお金を全部見せる

まず支出から。包み隠さず書く。

住宅ローンが8万円。マンションの管理費と駐車場が合わせて4万円。管理費は地味に痛い。毎月必ず出ていく固定費だから、ボディーブローみたいにじわじわ効いてくる。

娘の教育費が6万円。8歳にしてはかかってるかもしれないけど、ここはケチりたくないです。ちなみに娘用のこどもNISA口座も別で運用していて、お年玉や児童手当を積み立てています。

保険が6万円。これは積立型で、投資とは完全に別枠。でも毎月口座から消えていくことに変わりはないので、支出として計上している。

通信費が5,000円。

そして食費。20万円。

合計すると約44万5,000円。このなかで一番ツッコまれそうな項目がある。間違いなく食費です。

食費20万の言い訳をさせてくれ

20万は高い。分かってる。自分でも書いてて「うわ」と思った。

でも共働きをやってると、こうなります。お互い平日の昼は会社の近くのレストランで食べる。夜は作る時間が少ないから、外食が多くなる。週2日くらいは家族でファミレスかラーメン屋に行ってる。

「気づいたらこうなってた」。これが一番正直な表現だと思う。

最近はさすがにこのままじゃ良くないなと思っていて、作る時間がない日でも、なるべくスーパーで買い物して帰ろうと意識し始めています。外食からスーパーの惣菜に切り替えるだけでも、だいぶ違うはず。

奥さんとは食費のことで揉めたことがない。お金の価値観は正反対だけど、お互い稼いでるんだから、食費で消耗するくらいなら他のことにエネルギー使おう。そんな暗黙の了解がある。正しい判断かどうかは分からない。でも、共働き家庭の平和を維持するコストだと思えば、月20万は……いや、やっぱ高い。だから改善しようとしています。

毎月37万円の投資先

ここからが本題。

FANG+に10万円。NASDAQ100に5万円。オルカン(全世界株式)に20万円。iDeCoに2万円。

合計、毎月37万円。手取り60万に対して37万。投資比率にすると62%。

改めて計算してみて、自分でもちょっと引いた。やばいな、これ。

本音を言えば、FANG+で全部行きたかった。でもさすがに攻めすぎかなと思って、NASDAQの考え方も好きなので分散させました。オルカンは一番大きな枠で、ここが安心材料。それぞれの投資信託を選んだ理由は長くなるので、別の記事で詳しく書きました

投資のチャートを見る画面

新NISAで火がついた

この金額で投資を始めたのは2年前。きっかけは新NISAだった。

もともと現金比率を下げたいとは思っていました。でも旧NISAのときは年間の非課税枠が限られていたから、そこまで大きく動けなかった。それが2024年に新NISAが始まって、非課税の枠が一気に広がった。

自分の中で現金比率の目標を決めて、そこに到達するまでに何年かかるかを逆算しました。だいたい5年くらいで理想の比率にできそうだったので、そこから毎月の投資額を37万に設定した。つまり、37万という金額は「出せる最大額」ではなくて、「5年で目標に到達するための計算結果」です。

ちなみに、この投資方針は完全に僕主導で決めました。奥さんは投資の細かいところにはあまり関心がないので、基本的に任せてもらっている。いわば家庭のファンドマネージャーとして運用を一任されている状態です。

この家計簿、赤字なんだけど

ここで数字を整理します。

支出44.5万+投資37万=81.5万円。でも手取りは60万。差し引き約21万円の赤字。毎月21万の赤字って、普通に考えたら破綻してる。

でもこれ、意図的にやっている。

種明かしをすると、貯金(現金)を計画的に切り崩して投資に回している。

「現金が減る恐怖」との付き合い方

正直に言うと、ちょっと恐怖感はあります。やっぱり現金が一番安心できる資産だから。銀行にお金がある状態って、それだけで精神的に安定する。

でも、現金だけ持ってるのもそれはそれで不安。ここは結構難しいところで、正解がないです。

マネーフォワードで家計と資産を管理していて、資産状況は毎朝チェックしています。本当はあんまり見ないほうが良いんだろうけど、結局気になって見てしまう。現金が減って、投資が増えていくのを毎日数字で確認している。これが安心材料になっているのか、逆に不安を煽っているのかは、正直よく分からないです。

本当は一気に現金を投資に移動させたほうが合理的だと思います。でも、自分の気持ちが安定するほうを優先したくて、時間を分散させながら徐々に移行させている。毎月37万ずつ、5年かけて。一括で動かす勇気はない。でも、毎月コツコツ移していくなら、自分のメンタルが持つ。

これが、月37万という「正気じゃない額」を投資に回し続けている理由です。一気にやれないから、毎月やってる。

月額じゃなくて「比率」だった

投資を始めた頃は、僕も「毎月いくら投資に回すか」ばかり考えていた。月10万がいいのか、15万がいいのか。そういう発想だった。

でも、あるとき考え方がガラッと変わった。大事なのは毎月の投資額じゃなくて、全体の資産における現金と投資の比率だった。

今の目標は、現金比率を10〜15%にすること。資産全体の85〜90%を投資に回す状態を作りたい。そのために、「何年で理想の比率にできるか」を逆算しながら、毎月37万を投資に突っ込み続けています。

あと2年くらいこのペースで走れば、目標の比率に到達する見込みです。そうなったら投資額は月20万くらいに落とすつもり。

じゃあ浮いた17万で贅沢するかって言うと、たぶんしない。贅沢しちゃうと一気に資産なくなりそうだし。生活は今のまま変えないと思います。

ただ、最終的にはサイドFIREか、できればFIREをしてみたいという気持ちがずっとあります。今こうやって正気じゃない金額を投資に回し続けているのも、その先にある自由のためです。

比率で考えたら、終わりが見えた

「月いくら投資するか」を考えていたときは、終わりがなかった。稼ぎが増えたら投資額も増やさなきゃ。もっと頑張らなきゃ。永遠に終わらないレースを走っている気分でした。

でも比率思考に切り替えた瞬間、ゴールが見えた。「あと2年で目標比率に到達する。そしたらペースを落とせる」。終わりが見えると、不思議と今のキツさも受け入れられます。

毎月の投資額をいくらにするかを考えるんじゃなくて、現金と投資の比率を考えていくこと。何年で理想の比率にできるかを考えながら投資すること。これが、自分にとって一番大きな気づきでした。

同じ金額を投資しているのに、考え方を変えただけで心の余裕が全然違います。月額思考のときはお金に追われていた。比率思考になってからは、自分がお金を動かしている感覚になった。

コーヒーを飲みながら家計を見直す

全部さらけ出してみた感想

この記事を書く前は「さすがに具体的な数字を全部出すのはどうなんだ」と思ってた。年収とか支出とか投資額とか、日本だとあまり人に言わない数字ばかりだし。

でも書いてみたら、全然大丈夫でした。むしろ、こうやって数字を並べてみることで自分の家計を客観視できた。食費20万はやっぱり高い。投資比率62%はやっぱりおかしい。現金を毎月21万ずつ減らしていくのはやっぱりヒヤヒヤする。

でも、それぞれにちゃんと理由がある。食費は共働きの「気づいたらこうなってた」コスト。投資額は5年計画の逆算結果。現金の減少は、一気に動かす勇気がないから毎月少しずつ移してる結果。完璧な家計簿ではないし、ツッコミどころだらけだと思う。でも、これがうちのリアルです。

毎月の給料から投資額を絞り出すんじゃなくて、現金比率を調整するという発想で考えてみると、意外と投資に回せるお金が見つかるかもしれません。

あと、共働きは時間が少ない。デイトレードみたいに画面に張り付いてる余裕はない。だからこそ、インデックス投資が向いていると思います。設定したら放っておける。その「放っておける」が、忙しい共働き家庭にとっては一番の価値だと思っています。

※この記事は個人の体験に基づく情報提供であり、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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